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香港→広州→南寧へ、寝台バスの旅

朝9:30のバスで、香港から広州に向かう。乗客は5人。

途中で一度トイレ休憩があった。
ここで初の人民トイレ体験!扉がない…
前を向いて座るか、後ろを向いて座るかしばし悩んで、とりあえずお尻をさらすことにした。
やってみればどーってことなかった。
郷に入れば郷に従え、だ。

出国入国ともにスムーズに進み、3時間で広州に到着した。
ここが今年(2004年)のSARS発生地か…。
マスクなんて誰もしてないぞ。

広州から南寧行きの列車切符を買うため、チケット売り場に行ってみてびっくり!
人民、人民、また人民…。
チケットに並ぶ行列が、駅の外まではみ出してた…。
長時間待っているのか、何か自炊して食べてる人がいる…。
と思えば、布団ひいて寝てる家族も…。
何やら大声で叫んでる人もいて、駅周辺はカオス状態。

とりあえず電光掲示板を見に行ってみると、今日のチケットどころか、明日の分も完売だった。

今日中に動きたかったので、バスを探すことにする。確か南寧までは一日数便出ているはずだ。
広州駅向かいのバス会社で、20:30発の寝台バスのチケットをゲット(一人181元)。
出発まで6、7時間もあるけど、とりあえず出発できるだけマシとする。

チケットは買ったものの、乗り場がどうしても見つからない。服務員に話しかけるも英語は通じず、チケットを見せながら身振り手振りで聞いてみても、中国語が返ってくるだけでお手上げ。

途方に暮れていると「Do you speak English? 」と、黄色いジャンパーを着た、バス会社のスタッフが話しかけてくれた。彼女が天使に見える。

長距離バスステーションは、少し離れた場所にあって、バスに乗らないと行けないらしい。
「Follow me!」と言われ、後ろをトコトコ付いていく。なんだろうこの安心感。添乗員さんに付いていくツアー客みたい。
彼女は、待合所まで案内してくれたうえ、昼食のことまで心配してくれて、わざわざ近くの食堂まで連れて行ってくれた。謝謝!

食後、長距離バスターミナルに行くバスに乗る。思ったより遠くて、30分ほどかかった。
到着時間は午後3時、出発の8時半まで待つことになる。

時間まで、お茶を飲んだり、おやつを食べたりして暖をとりながら、ひたすら待つ。待合所は窓全開でめちゃくちゃ寒くて、体が冷え切ってしまった。

待ちに待った8時半! しかしバスは来ない。
9時を過ぎた。

だんだん不安になってきたので、中国語会話本片手に、スタッフに到着時間を聞いてみる。
彼女も私達が長い時間待っているのを知っているので、あちこちに電話をかけて、問い合わせしてくれた。
バスは遅れているらしい。

今日中に乗れるならいいんだ。
スタッフが気を使って、お茶まで出してくれる。温かいお茶が滲みる。
皆さんと、筆談と片言、ジェスチャーで会話した。言葉はあまり通じないけど、あったかい心は感じる。

結局バスが来たのは22時、1時間半遅れの出発になった。
バスの出発をスタッフ全員で見送ってくれた。泣きそうだ。

最後まで見送ってくれたおじさんの、やさしい仏様のような目が忘れられない。

出発前に、中国人は不親切で無愛想とよく聞いていたので、覚悟して中国に来たのに、旅始まってからずっと、中国人にはお世話になりっぱなし!
みんな本当に親切にしてくれる。

中国人は冷たいというのは私の偏見だったようです。
すんませんでした。

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